我が辞書に彼女という名はない 真性童帝オナリオン1世
元ネタになった文献はちょっと失念してしまったけど、確か、ドーキンス本の翻訳なんかで有名な生物学関係の日高氏あたりが書いていたように思う。
まずは、蝶々の話。
子供の頃に野原を駆け回った人ならもしかすると憶えているかもしれないが、モンシロチョウは草原の低いところをゆらゆらと飛行し、アゲハチョウは、比較的高い木や草を足早に渡るように飛ぶ。 何故こうした違いが生じるのかというと、日高氏曰く、彼ら蝶々の生活の仕方、特に、幼虫期を過ごす場所なんかの影響が強いのだという。
生物は、より多くより良い子孫を残すことを使命とする(遺伝子なんかを考えると、もっと複雑だけれど、とりあえず今は無視する)。
蝶々も当然子孫を残そうとするわけで、異性を探して飛び回ることになる。
ここで、蝶々の雄の視点で考えると、蝶々の雄は、処女の雌と交尾したいな、と考える。
何故なら、非処女な雌はたぶんに他の雄の子を宿しているので、子孫を残すという観点からみて不利になってしまうからだ。
しかし、どうやって処女を捜すのか?
ここで、蝶々の雄はロリコンと化す。
羽化したてピチピチの雌なら、他の雄の魔手が伸びた可能性は極めて低いので、自分の子を宿してくれる可能性が高いのではないか、というわけだ。
だから雄は、幼虫や蛹の時代を過ごす、モンシロチョウなら草原、アゲハチョウなら木々の周辺を飛び回って、ロリ雌を探す。
上の記述は、擬人的に書いているが、もっと論理的に、「より多くの子孫を残せる属性が残る」という理由によって説明できる。
で、人間の場合、蝶々ほど単純でないにしても、同じように考えてみると面白い。
2000年ほど前には、人生30年だったので、ある程度若いうちに子孫を作っておく必要があっただろう。 また、既に子がある場合、その分自分の子に割かれる育児リソースが減るため、子孫の生存率の観点からみて好ましくない。 更に、こうした風潮下において、年増子無しは不妊症やら何やらの地雷率が高いだろうし、やはり好ましくない。 ある程度若くても、いわゆる肉便×で子無しの場合、やはり不妊かも知れない。 また、まだ腹が目立たなくても、既に妊娠している可能性も無きにしも非ず。
これらは、生殖効率からのみ考えたものなので、道徳的にどうだとか、好みは人それぞれだという批判は的外れ。
不妊好きや子持ち好きは居ただろうが、相対的に不利なので、滅びゆく……そしてロリコン処女崇拝者が残るという、それだけのことだ(あくまで、今回挙げた例の上では。他にも樣々な利点欠点があるだろうし、それによって、ロリコンとは相反する様々の趣向についても説明可能かも知れない)。
もちろん現代では人生70〜80、様々の技術が発展していて、上の考えそのものは当てはまらない。
けれども、進化というのは長い時間をかけてじわじわと起こるものなので、激動の2000年間に即座に適応出来るわけがないので、仕方がないのだろう。
Author:羽
喪男やってます。
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